Welcome M.V Agusta Isseki_wa

Meccanica Verghera AGUSTA
Meccanica Verghera AGUSTA メカニカ・ヴェルグエラ(ベルゲーラ)・アグスタが正式な名前です。略してM.V.AGUSTAとなります。
現在、モーターサイクルメーカーとしてのM.V.アグスタは存在しません。1945年にアグスタグループのモーターサイクル部門の会社として設立され1977年に生産ラインが閉鎖されるまで数々の栄光と伝説をつくり幕を閉じました。やはり栄光の代表的なものは1956年〜1974年までのGP-500の19連勝記録です。今でも数多くの熱狂的なファンにより伝説は語り継がれています。
←これは1970年〜80年代前半にM.V.AGUSTAの部品供給を行っていたアフターサービス部門のM.V.AGUSTA看板と建物の全景です。
以前は世界中からここにM.V.の純正部品の発注が届いていました。直接訪問すれば、窓口でパーツリストを見ながら純正の部品の購入ができたり、場合によってはオートバイの修理、及びレストアの相談も受け付けてくれました。
 倉庫の奥にはアグスタ一族の趣味のもの、例えば4輪のLANCIA(ランチャ)のコレクション、飛行機、ヘリコプター(本業)はたまたアメリカ製のジュークボックスなど手当たり次第収蔵されていました。歴代のワークス・レーサーもここで管理されていましたが、レーサーの管理倉庫には部品管理の人間だけの鍵では自由に入室できずに、本社から別に鍵を持った管理人が来て、お互いの立会いの上で出入りすると言う、物々しさでした。 この部品管理部門は数年後場所を移転し、更に90年代初頭を迎えて完全に閉鎖されてしまうことになります。在庫されていた純正部品の多くはイギリスのMVOC(Agusta Owners Club)に買い取られて行ったと言われています。同時にこの現場で管理されていたGPワークス・レーサーやスペアパーツも、幾人かの愛好家の元に売却されていきました。